Xiaomiより発売中のグローバル版Xiaomi 14と、一世代前のグローバル版Xiamoi 13 Proのスペック比較です。
Xiaomi 14 Proとスペック比較を行いたかったですが、チャイナ版は販売しているもグローバル版がなく、ここではXiaomi 14との比較になります。
※グローバル版は技適未取得のため、日本国内での使用は電波法に抵触する可能性があります。
Xiaomi 13 Pro(Global)が優れている点
Xiaomi 14(Global)が優れている点
妥当な価格差
Aliexpressの販売価格は、Xiaomi 13 Proが約850ドルでXiaomi 14が約820ドルです。
約30ドルの価格差は妥当であり、Xiaomi 14の販売価格は下がると思われるため、50ドル以上の差が発生すると、Xiaomi 14の方がコスパは高くなります。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
Xiaomi 13 Pro(Global)
![Xiaomi 13 pro 外観](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/Xiaomi-13-pro_01.jpg)
Xiaomi 14(Global)
![Xiaomi 14 外観](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/03/Xiaomi-14_1.jpg)
センターパンチホールを採用している両機種は、Xiaomi標準のディスプレイ面です。
背面はフラッシュのデザインが違うぐらいで、それ以外は同じようなデザインになっています。
本体サイズの違いを除けば、見た目の違いは分かりにくいです。
Xiamoi 13T Proの本体色は、Ceramic White・Ceramic Blackの2色あり、Xiaomi 14はBlack・White・Jade Greenの3色です。
ホワイト系とブラック系は似たような色になっており、唯一の違いがXiaomi 14のJade Greenになります。
スペック
Xiaomi 13 Pro(Global) | Xiaomi 14(Global) | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 8 Gen 3 |
サイズ | 162.9×74.6×8.36 | 152.8×71.5×8.2mm |
重量 | 229g | 193g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.73インチ | 6.39インチ |
パネル種 | 有機EL | 有機EL |
解像度 | 3200×1440 | 2670×1200 |
リフレッシュレート | 1-120Hz | 1-120Hz |
タッチサンプリングレート | 240Hz | 240Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 12GB | 12GB |
ストレージ | 256GB/512GB | 256GB/512GB |
micro SD | なし | なし |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 50MP(f/1.9) | 50MP(f/1.6) |
望遠カメラ | 50MP(f/2.0)/光学3倍 | 32MP(f/2.0)/光学3倍 |
超広角カメラ | 50MP(f/2.2) | 50MP(f/2.2) |
前面カメラ | 32MP(f/2.0) | 32MP(f/2.0) |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/38/39/40/41/42/48/66 | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/38/39/40/41/42/48/66 |
5G Sub6 | 1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/71/75/77/78/79 | 1/2/3/5/7/8/20/25/28/38/40/41/48/66/75/77/78 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be | 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be |
Bluetooth | 5.3 | 5.4 |
SIM | nanoSIM/nanoSIM | nanoSIM/nanoSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
防水/防塵 | IPX8/IP6X | IPX8/IP6X |
イヤホンジャック | なし | なし |
Felica | なし | なし |
スピーカー | デュアル | ステレオ |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 4820mAh | 4610mAh |
充電速度 | 120W充電 | 90W充電 |
ワイヤレス充電 | 50W充電 | 50W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC 3.2 Gen 1 |
価格 |
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/解説-2-300x169.jpg)
![](https://time-gadget.com/wp-content/themes/swell/assets/img/no_img.png)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/解説-3-300x169.jpg)
付属品
Xiaomi 13 Pro(Global)
ACアダプター・USB Type-C ケーブル・SIM 取り出しツール・保護フィルム・保護ケース・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ
Xiaomi 14(Global)
ACアダプター・USB Type-C ケーブル・SIM 取り出しツール・保護フィルム・保護ケース・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ
付属品に違いがなく、最低限必要なものが付属している、Xiaomi標準の付属品です。
※ACアダプターは中国国内用の形状のため、日本国内で使用する際は変換アダプターが必要です。
本体
高性能なSoC
![Xiaomi 14 SoC]](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/03/Xiaomi-14_3-1024x598.jpg)
Xiaomi 13 ProをAnTuTuベンチマーク Ver.9で計測すると約112万点のスコアがあり、Xiaomi 14は約200万点ですが、AnTuTuベンチマーク Ver.10での計測結果です。
Xiaomi 14をAnTuTuベンチマーク Ver.9で計測すると180万点~190万点ぐらいと思われるため、Xiaomi 13 Proと約70万点差になります。
AnTuTuベンチマークで100万点を超えると、ゲーム画質とフレームレートを高く設定できるぐらいのメリットしかなく、ゲーム画質にこだわりなければSoCの違いはありません。
ゲームを高画質の高フレームレートで遊びたい場合は、高性能なSoCを選ぶと良く、その際はXiaomi 14を選ぶと良いでしょう。
重い本体
ディスプレイサイズに比例して本体サイズが大きくなり、Xiaomi 13 Proの本体が大きいのはディスプレイが大きいからです。
共に本体サイズに対して本体重量が15~20グラム重く、本体が重い機種になっています。
ゲームで性能が発揮できるSoCを搭載している両機種は、本体が重いです。
ディスプレイ
高解像度ディスプレイの必要性は?
ディスプレイの大きいXiaomi 13 Proの解像度が高く、Xiaomi 14も一般的な解像度の2400×1080より高くなっています。
10インチ以上のディスプレイでは解像度の違いが分かりやすく、7インチに満たないスマホでは解像度の違いが分かりにくいため、高解像度のメリットがありません。
解像度が高くなると消費電力が多くなるデメリットがあり、メリットよりデメリットの方が高くなっています。
可変リフレッシュレートで消費電力を抑えることができ、ゲームよってはタッチ抜けの可能性があるタッチサンプリングレートです。
記憶領域
メモリー12GB搭載機は同じ機種を長く使うことができ、ストレージを圧迫するような用途でない場合は、ストレージ256GBで良いでしょう。
カメラ
似たようなメインカメラでも違いがある
![Xiaomi 13 Pro カメラ](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/Xiaomi-13-pro_02-1024x596.jpg)
スペックだけを見ると同じような性能のメインカメラですが、1インチのイメージセンサーを搭載しているXiamoi 13 Proに対して、Xiaomi 14は1/1.28インチです。
インメージセンサーが大きくなると画質が良くなり、Xiaomi 13 ProはXiaomi 14より画質が良くなります。
F値の高いXiaomi 14は暗所でも明るく撮影できます、イメージセンサーの大きいXiaomi 13 Proの方が優れているでしょう。
画素数の違う望遠カメラ
光学3倍に対応している両機種の画素数は、Xiaomi 13 Proの方が高いです。
画素数が高いと引き締まった画像になり、拡大時の粗さも軽減されます。
Xiaomi 13 Proのメインカメラと望遠カメラの性能が高く、その他のカメラ性能は同じため、似たような画像になるでしょう。
ネットワーク
日本国内全ての通信キャリアに対応しており、日本国内の使用で困ることはありませんが、技適を取得していないため、日本国内で使用すると電波法に抵触する可能性があります。
機能
スピーカーが残念なXiaomi 14
![Xiaomi 13 Pro スピーカー](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/Xiaomi-13-pro_04-1024x518.jpg)
スピーカーを2基搭載したXiaomi 13 Proは完全ステレオに対応しており、1基のスピーカーを搭載したXiaomi 14は疑似ステレオです。
1基のスピーカーと受話部から音声が流れるため、音に違和感がある疑似ステレオは、完全ステレオに劣ります。
画面内指紋認証と完全防水・防塵に対応していますが、FeliCaは非搭載のため、おサイフケータが使えません。
FeliCaは日本固有の規格のため、グローバル版に搭載されることはないでしょう。
バッテリー
高速充電に若干多いバッテリー容量
![Xiaomi 13 Pro 充電速度](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/Xiaomi-13-pro_06.jpg)
Xiaomi 13 Proのバッテリー容量が若干多く、充電速度も速くなっています。
気にするほどのバッテリー容量の違いではなく、ブーストモードでXiaomi 13 Proは19分でフル充電ができ、Xiaomi 14は同条件で31分かかります。
Xiaomi 13 Proの19分は異常に速く、遅いように見えるXiaomi 14の31分でも、速い充電速度です。
高速の有線充電と無線充電に対応している両機種です。
総括
カメラとSoCの性能差は大きいですが、一番の違いがディスプレサイズであり、ディスプレイサイズを重視する方が良いです。
ディスプレイサイズを除くと、ゲーム重視はXiaomi 14が良く、カメラ重視はXiaomi 13 Proが良いでしょう。
高性能な両機種は3年後も性能で困ることがなく、長く使用することができる性能です。
価格差が約30ドルのため、価格差を考えずに好みの機種を選ぶと良いでしょう。
筆者のお勧め
筆者はディスプレイサイズを重視します。
大きなディスプレイは本体が大きくなりますが、見やすいくなるメリットの方が大きく、ディスプレイの大きなXiaomi 13 Proがお勧めです。
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/比較-4-300x169.jpg)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/03/比較-300x169.jpg)