【スペック比較】Xiaomi 15T Pro vs Xiaomi 15 Ultra｜特徴・性能をわかりやすく比較

Xiaomiが誇るハイエンドモデルのXiaomi 15T Proと、カメラ性能を極限まで高めたフラッグシップ モデルのXiaomi 15 Ultraです。
どちらも最新技術を惜しみなく搭載した人気シリーズですが、実は「強み」と「向いているユーザー」が大きく異なります。

ここでは、性能・カメラ・バッテリー・価格の観点から両機種を徹底比較して、「結局どっちを選べば後悔しないのか？」という疑問に、初心者にもわかりやすく解説します。
購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Xiaomi 15T Proが優れている点

144Hzのリフレッシュレートに対応
480Hzのリフレッシュレートに対応
光学5倍の望遠カメラを搭載
おサイフケータイが使える

Xiaomi 15 Ultraが優れている点

SoCの性能が高い
1～120Hzの可変リフレッシュレートに対応
16GBのメモリーを搭載
カメラ性能が高い
50MPの超広角カメラを搭載
80Wのワイヤレス充電に対応

同一モデルで6〜7万円の価格差です。
両機種はコスパが悪く、Xiaomi 15 UltraはXiaomi 15T Proよりコスパが悪くなっています。
512GBモデルで、Xiaomi 15T Proは10万円以下、Xiaomi 15 Ultraが15万円以下ぐらいが妥当な価格でしょう。

ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。

外観

スペック

当サイトで使用している専門用語を下記で解説しています

あわせて読みたい

専門用語の解説 当ブログで使用している専門用語を簡単に解説しています。 SoC パソコンで言うCPUに該当します。スマホの処理能力を左右する演算装置であり、グラフィック処理も同時に...

下記で詳しく解説しています

あわせて読みたい

【スペック解説】Xiaomi 15T Proのスペック・特徴まとめ！カメラ・性能・価格を詳しく紹介 2025年にXiaomiから登場した最新スマートフォンがXiaomi 15T Proです。Tシリーズらしい高コスパを維持しつつ、Dimensity 9400+・Leica監修カメラ・90W急速充電など、ハ...

あわせて読みたい

【スペック解説】Xiaomi 15 Ultra登場！最強カメラ×最高性能、その実力を詳しく解説 スマートフォンのカメラ性能が年々進化する中、Xiaomiの最上位モデルであるXiaomi 15 Ultraが登場しました。カメラ会社のLeica（ライカ）と共同開発によるカメラシステ...

付属品

本体

SoC

両機種は、MediaTekとQualcommの最上位SoCを採用しており、高性能な機種になっています。
AnTuTuベンチマーク Ver.10でXiaomi 15T Proが約255万点、Xiaomi 15 Ultraは約270万点です。
約15万点の差ですが、ここまで高性能なSoCでは、スコアの差を体感することは難しく、どちらの機種を選んでも最高のパフォーマンスを実現できます。

本体サイズ・重量

Xiaomi 15T Proのほうが本体は少し大きいですが、大した違いではありません。

本体が大きいXiaomi 15T Proの方が軽く、Xiaomi 15 Ultraの230グラム近い本体のため、重い機種になります。
Xiaomi 15T Proも軽い機種ではなく、本体サイズに対して適正な本体重量です。

SoCの性能を考えるより、本体のデザインや本体重量を重視するほうが良いでしょう。

ディスプレイ

ディスプレイサイズ・パネル

6.83インチのXiaomi 15T Proに対して、6.73インチのXiaomi 15 Ultraです。
ともに大画面を搭載しており、見やすいサイズになっています。

ディスプレイが大きいXiaomi 15T Proのほうが解像度は低くなっていますが、画面表示の粗さが目立つような解像度ではありません。
Xiaomi 15T Proより解像度が高いXiaomi 15 Ultraですが、比較しても解像度の違いがわかりにくいです。

リフレッシュレート

Xiaomi 15 Ultraは1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応しており、用途に応じたリフレッシュレートを自動で設定するため、消費電力を抑えることができます。
Xiaomi 15T Proは可変リフレッシュレートには対応していませんが、最大144Hzのリフレッシュレートです。
一般的にリフレッシュレートは120Hzで滑らかなスクロールに見えるため、120Hzでカクついて見える一部の人が144Hzを必要としています。

タッチサンプリングレート

タッチサンプリングレート480Hzに対応しているXiaomi 15T Proは、ゲームでも追随性が良く、タッチ抜けが発生する可能性が低いです。
一方の300Hzに対応しているXiaomi 15 Ultraは、Xiaomi 15T Proより追随性が悪くなっており、アクション性の高いゲームで、タッチ抜けが発生するかもしれません。
アクションゲームを遊ぶ際は、Xiaomi 15T Proが良いです。

ゲーム重視にはXiaomi 15T Proがよく、バッテリーの持ちを重視する際はXiaomi 15 Ultraです。

記憶領域

メモリー

メモリー12GBを搭載しているXiaomi 15T Proは、メモリー不足で困ることのないメモリー容量です。
Xiaomi 15 Ultraの16GBは必要性に乏しく、現状でオーバースペックと言えますが、メモリーが多くて困るようなことはありません。

ストレージ

512GB／1TBのストレージが選べる両機種に、Xiaomi 15T Proは256GBもあります。
ストレージの容量は256GBで十分な容量があり、256GBで心配な人は512GBを選ぶと良いでしょう。
1TBを必要とする用途はなく、1TBを選ぶ必要はありません。

メモリー容量に問題がなく、1TB以外のストレージを選びましょう。

カメラ

両機種はLeica（ライカ）監修のもとに作られたカメラシステムを搭載して、Leicaの色味や質感を実現しています。

Xiaomi 15T Proには1／1.31インチのイメージセンサーLight Fusion 900を搭載しており、Xiaomi 15 Ultraは1インチのLYT-900です。
Xiaomi 15 Ultraのイメージセンサーはコンパクトデジタルカメラに匹敵する大きさであり、画質が良く暗所で明るく撮影できます。
Xiaomi 15T Proのイメージセンサーもスマホとしては大きめのセンサーであり、Xiaomi 15 Ultraが優れているだけです。

望遠カメラ

Xiaomi 15T Proは焦点距離が115mm相当の光学5倍望遠を搭載しています。
一方のXiaomi 15 Ultraは、70mm相当の光学3倍望遠と、光学4倍に対応したウルトラ望遠カメラを搭載しており、焦点距離は100mm相当です。
Xiaomi 15T Proの方が焦点距離が長く、遠方の撮影には向いていますが、Xiaomi 15 Ultraのウルトラ望遠カメラもスマホのカメラとしては長い焦点距離になります。

Xiaomi 15T Proの望遠カメラが50MPに対して、Xiaomi 15 Ultraのウルトラ望遠カメラは200MPです。
カメラの画素数は50MPで十分であり、200MPも必要ありません。

超広角カメラ

12MPのカメラはおまけ程度の性能しかなく、Xiaomi 15T Proの超広角カメラは実用的ではありません。
一方のXiaomi 15 Ultraはメインカメラと同じ50MPあり、メインカメラと同じ画質が期待できるため、実用性の高い超広角カメラです。

遠方の撮影にはXiaomi 15T Proがよく、近くの撮影はXiaomi 15 Ultraが良いでしょう。

ネットワーク

国内4キャリアの4G・5Gが問題なく使用でき、最新規格の11be（WIFI 7）にも対応しています。

機能

Felica

Felicaを搭載しているXiaomi 15T Proはおサイフケータイを使えますが、Xiaomi 15 Ultraは使えません。
ともに、クレジットカードのタッチ決済は使用できます。

おサイフケータイ以外に違いがなく、生体認証・防水・防塵は必要な条件を満たしています。

バッテリー

ワイヤレス充電

80Wワイヤレス充電に対応しているXiaomi 15 Ultraは、90Wの有線充電に匹敵する充電速度です。
Xiaomi 15T Proは、ワイヤレス充電に対応していません。

似たようなバッテリー容量に、90Wの有線充電に対応しています。
ワイヤレス充電対応のみの違いです。

総括

両機種はSoCの性能が高く、最高のパフォーマンスを得ることができ、カメラ性能も高いです。
特に、Xiaomi 15 Ultraのカメラ性能がXiaomi 15T Proより高く、カメラ性能を求める人には向いています。
ただし、Xiaomi 15 Ultraの本体が高価なため、コスパが非常に悪くなっており、Xiaomi 15 Ultraを選ぶメリットは低いです。
Xiaomi 15T Proもコスパが良い機種ではありませんが、Xiaomi 15 Ultraほどではありません。

筆者のお勧め

カメラ性能を求めてもXiaomi 15 Ultraはコスパが最悪であり、Xiaomi 15T Proもコスパは高くありません。
妥協するならXiaomi 15T Proをおすすめしますが、あまり人にすすめたくない2機種です。

他機種との比較です

あわせて読みたい

【スペック比較】Xiaomi 14T Pro vs Xiaomi 15T Pro｜どちらが買い？【カメラ・性能・バッテリーを深掘り】 Xiaomiの「T Pro」シリーズは、その年の最高の性能を誇るチップセットと、ハイエンドなカメラ機能を搭載しながらも、優れたコストパフォーマンスを実現する人気モデルで...

あわせて読みたい

【スペック比較】Xiaomi 14 Ultra vs Xiaomi 15 Ultra｜買うならどっち？スペック・カメラ性能を詳しく解説 2025年にXiaomiより最新のフラッグシップとして登場したXiaomi 15 Ultraは、前モデルのXiaomi 14 Ultraから大きく進化したと話題になっています。どちらもLeica監修のカ...