【スペック比較】Xiaomi 13 Lite(Global) vs motorola edge 40(国内版) SoCとスピーカーの違い

Xiaomiとmotorolaのミドルスペック機である、グローバル版Xiaomi 13 Liteと、国内版motorola edge 40のスペック比較です。
共に、2023年発売の高性能なミドルスペック機ですが、どのような違いがあるかを見ています。

※グローバル版は技適未取得のため、日本国内での使用は電波法に抵触する可能性があります。

Xiaomi 13 Lite(Global)が優れている点

ストレージ容量を選べる

motorola edge 40(国内版)が優れている点

SoCの性能が高い
リフレッシュレートが高い
タッチサンプリングレートが高い
おサイフケータイに対応
ステレオスピーカーに対応
ワイヤレス充電に対応

価格差が問題

Xiaomi 13 LiteはAliexpressで約390ドルで発売しており、1ドル145円換算で約56,550円です。
motorola edge 40より約8,000円安くなりますが、価格差以上の性能差があり、同じ曲面ディスプレイならmotorola edge 40の方が良いでしょう。

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ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。

目次

外観

Xiaomi 13 Lite(Global)

Xiaomi 13 Lite 外観

motorola edge 40(国内版)

motorola edge 40 外観

Iphoneのような細長いノッチがあるXiaomi 13 Liteに対して、センターパンチホールのmotorola edge 40です。
パンチホールが全盛のandroidに細長いノッチを採用するXiaomi 13 Liteは、時代錯誤としか言えません。
共に、扱いにクセがある曲面ディスプレイを採用しており、操作に慣れが必要になります。
二眼カメラのように見えるXiaomi 13 Liteは三眼カメラになっており、大きなカメラに見える箇所に二眼カメラがあります。
motorola edge 40は超広角カメラとマクロカメラが一体になった、二眼カメラです。

Xiaomi 13 Lite(Global)

Xiaomi 13 Lite 外観

motorola edge 40(国内版)

motorola edge 40 本体色

Xiaomi 13 Liteの本体色はLite pink・Black・Lite blueの3色で構成しており、motorola edge 40はイクリプスブラック・ルナブルーの2色です。
カラフルなXiaomi 13 Liteに対して、ダーク系のmotorola edge 40と言ったところでしょう。

スペック

Xiaomi 13 Lite(Global)motorola edge 40
本体
SoCSnapdragon 7 Gen 1Dimensity 8020
サイズ159.2×72.7×7.23mm158.43×71.99×7.58mm
重量171gイクリプスブラック:171g
ルナブルー:167g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ6.55インチ6.55インチ
パネル種有機EL有機EL
解像度2400×10802400×1080
リフレッシュレート120Hz144Hz
タッチサンプリングレート240Hz360Hz
記憶領域
メモリ8GB8GB
ストレージ 128GB/256GB256GB
micro SDなしなし
カメラ
背面メインカメラ50MP(f/1.8)50MP(f/1.4)
超広角カメラ8MP(f/2.2)なし
マクロカメラ2MP(f/2.4)なし
超広角カメラ+マクロカメラなし13MP(f/2.2)
前面カメラ32MP(f/2.4)32MP(f/2.4)
ネットワーク
3Gバンド1/2/4/5/6/8/191/2/4/5/8
4Gバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/
17/18/19/20/26/28/32/
38/40/41/66
1/2/3/4/7/8/11/12/17/
18/19/26/28/38/39/40/
41/ 42
5G Sub61/3/5/7/8/20/28/38/
40/41/66/77/78
1/3/28/41/77/78
WIFI802.11 a/b/g/n/ac/ax802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.25.2
SIMnanoSIM/nanoSIMnanoSIM/eSIM
機能
生体認証顔認証/画面内指紋認証顔認証/画面内指紋認証
防水/防塵不明IPX8/IP6X
イヤホンジャック なしなし
Felicaなしあり
スピーカーシングルステレオ
バッテリー
バッテリー容量 4500mAh4400mAh
充電速度67W充電68W充電
ワイヤレス充電なし15W充電
ポートUSB TypeCUSB2.0 TypeC
価格64,800円

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付属品

Xiaomi 13 Lite(Global)

ACアダプター・USB Type-C ケーブル・SIM 取り出しツール・保護フィルム・保護ケース・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ

motorola edge 40(国内版)

68W TurboPower™ チャージャー(ACアダプタ、USBケーブル)・本体ケース・SIM取り出しピン・ガイド類・LG(法令/安全/規制)

必要最低限のものが付属しているXiaomi 13 Liteに対して、必要最低限のもので保護フィルムのみが付属していないmotorola edge 40です。
ほぼ必要なものが揃っているmotorola edge 40ですが、保護フィルムが付属していると完璧なだけに、この点が残念ポイントになります。

※Xiaomi 13 LiteのACアダプターは中国国内用の形状のため、日本国内で使用する際は変換アダプターが必要です。

本体

ゲームで変わるSoC

AnTuTuベンチマーク Ver.9でXiaomi 13 Liteが約55万点あり、motorola edge 40が約67万点です。
共にミドルスペック機になりますが、ゲーム以外の用途で困ることはありません。
motorola edge 40の方がゲームの画質とフレームレートを高く設定できますが、Xiaomi 13 Liteも設定次第でスムーズにゲームが動作します。
少しでも高設定を望む際は、motorola edge 40が良いでしょう。

本体サイズに対して本体重量は軽く、共に軽めの機種になります。

ディスプレイ

微妙なリフレッシュレートの違い

Xiaomi 13 Liteは120Hzのリフレッシュレートがあり、スムーズなスクロールで残像が見えることはありません。
しかし、稀にリフレッシュレート120Hzで残像が見える場合があり、その際はリフレッシュレート144Hzのmotorola edge 40を選ぶと良いでしょう。
一般的にリフレッシュレートは120Hzで十分です。

連打で変わるタッチサンプリングレート

複数の指で連打を行うゲームを遊ぶ場合は、タッチサンプリングレートの高いmotorola edge 40が良いです。
タッチサンプリングレート240HzのXiaomi 13 Liteでもタッチ抜けが発生する可能性は低く、タッチサンプリングレートを気にする必要はありません。

ユーザーや使用環境によっては、motorola edge 40のリフレッシュレートとタッチサンプリングレートは、オーバースペックになるかもしれません。

記憶領域

ストレージ容量が選べるXiaomi 13 Liteでも256GB

共にmicroSDが使用できないため、ストレージ容量は多い方が良いです。
Xiaomi 13 Liteは128GBと256GBのストレージ容量を選ぶことができますが、128GBを選ぶと容量不足に陥る可能性が高く、安全を取るためにもストレージ容量は256GBを推奨します。
motorola edge 40のストレージ容量は256GBのため、容量不足に陥る可能性が低いです。

将来を見越したメモリー8GBを搭載しており、長く同じ機種を使用できます。

カメラ

背景のボケ具合が変わるメインカメラ

メインカメラの画素数が50MPの両機種はF値が違います。
F値1.4のmotorola edge 40は大きく背景がボケ、被写体を際立たせる撮影に向いています。
Xiaomi 13 Liteも背景をボカスことができますが、motorola edge 40には及びません。

マクロカメラと超広角カメラが一体化しているmotorola edge 40と、単体カメラのXiaomi 13 Liteは、マクロカメラと超広角カメラの性能が高くないと思われます。

ネットワーク

eSIMと物理SIMの違い

グローバル機でeSIMが使用できる機種は少なく、Xiaomi 13 LiteもeSIM非対応です。
日本国内販売のmotorola edge 40はeSIMに対応していますが、eSIM非対応のキャリアでは使えないデメリットがあります。
契約回線を簡単に切り替えられることがeSIMのメリットですが、複数の回線を切り替えて使用する事自体が特殊な用途となり、メリットよりデメリットの方がeSIMは大きいです。

日本国内の使用で困ることはありませんが、技適を取得していないXiaomi 13 Liteはを日本国内で使用すると、電波法に抵触する可能性があります。

機能

グローバル機におサイフケータイは無い

FeliCaを搭載しているmotorola edge 40はおサイフケータイが使用できます。
おサイフケータイは日本固有の機能のため、グローバル機では使用できません。
グローバル機のXiaomi 13 Liteもおサイフケータイは使用できず、おサイフケータイが絶対の際はmotorola edge 40を選ぶと良いでしょう。

1基のスピーカーでも音が違う

共に1基のスピーカーを搭載しており、Xiaomi 13 Liteはモノラル音声です。
motorola edge 40は受話部から音声が流れる疑似ステレオに対応しており、Xiaomi 13 Liteより音質が良くなっています。
内蔵スピーカーで動画や音楽を聞いたりする際は、ステレオ音声のmotorola edge 40が良いでしょう。

おサイフケータイとステレオ音声に対応しているmotorola edge 40は、完全防水・防塵にも対応しています。

バッテリー

遅いワイヤレス充電に対応

15Wのワイヤレス充電に対応しているmotorola edge 40は、フル充電に90分以上の時間が必要になります。
速度の遅いワイヤレス充電は、メイン充電には厳しい充電速度ですが、長時間放置できる際に有効な充電方法です。
Xiaomi 13 Liteはワイヤレス充電に非対応ですが、ワイヤレス充電がなくても困ることはありません。

共に、無理な使い方をしない限りは、1日は余裕で持つバッテリー容量で、高速充電にも対応しています。

総括

Xiaomi 13 Liteの優れている点がないと言っても過言ではありません。
特に、SoCの性能差とステレオスピーカーを採用している点が大きな違いで、人によってはおサイフケータイの有無も係わってくると思われます。
申し分のない性能のmotorola edge 40ですが、ユーザーを選ぶ曲面ディスプレイが難点で、曲面ディスプレイに問題がなければmotorola edge 40は良い機種です。

筆者のお勧め

多少価格が高くなりますが、価格差以上の価値があるmotorola edge 40をお勧めします。

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