XiaomiよりXiaomi 15Tと、XiaomiのサブブランドであるPOCOからPOCO F7が2025年に登場しました。
どちらも高性能チップや大容量バッテリーを備えた人気スマホですが、「実際どちらを選ぶべきか」で悩む人は多いでしょう。
この記事では、ディスプレイ・カメラ・性能・バッテリーなどを徹底比較し、それぞれの強みとおすすめユーザーをわかりやすく解説します。
Xiaomi 15Tが優れている点
POCO F7が優れている点
コスパはPOCO F7
256GBモデルが定価でXiaomi 15Tが1万円高いですが、価格に見合う性能になっているも、コスパの良い機種とは言えません。
POCO F7の方がコスパは良く、コスパを求め際はPOCO F7を選びましょう。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
Xiaomi 15T

本体色
ブラック
グレー
ローズゴールド
POCO F7

本体色
ブラック
ホワイト
シルバー
スペック
| Xiaomi 15T | POCO F7 | |
|---|---|---|
| 本体 | ||
| SoC | Dimensity 8400-Ultra | Snapdragon 8s Gen4 |
| AnTuTu Ver.10 | 160万点 | 200万点 |
| AnTuTu Ver.11 | 不明 | 220万点 |
| ゲーム用途 | ○ | ◎ |
| ゲーム以外の用途 | ◎ | ◎ |
| サイズ | 163.2×78.0×7.5mm | 163.1×77.9×8.2 |
| 重量 | 194g | 215.7g |
| ディスプレイ | ||
| ディスプレイサイズ | 6.83インチ | 6.83インチ |
| パネル種 | 有機EL | 有機EL |
| 解像度 | 2772×1280 | 2772×1280 |
| リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
| タッチサンプリングレート | 480Hz | 480Hz |
| 記憶領域 | ||
| メモリ | 12GB | 12GB |
| ストレージ | 256GB/512GB | 256GB/512GB |
| micro SD | なし | なし |
| カメラ | ||
| 背面メインカメラ | 50MP(f/1.7) | 50MP(f/1.6) |
| 超広角カメラ | 12MP(f/2.2) | 8MP |
| 望遠カメラ | 50MP(f/1.9)/光学2倍 | なし |
| 前面カメラ | 32MP(f/2.2) | 20MP(f/2.2) |
| ネットワーク | ||
| 3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 |
| 4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/38/39/40/41/42/48/66/71 | 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41/42/48/66 |
| 5G Sub6 | 1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/40/41/48/66/71/75/77/78 | 1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/48/66/77/78 |
| docomo | ◎ | ◎ |
| au | ◎ | ◎ |
| Softbank | ◎ | ◎ |
| 楽天 | ◎ | ◎ |
| WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be |
| Bluetooth | 6.0 | 6.0 |
| SIM | nanoSIM/nanoSIM | nanoSIM/nanoSIM |
| 機能 | ||
| 生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
| 防水/防塵 | IPX8/IP6X | IPX8/IP6X |
| イヤホンジャック | なし | なし |
| Felica | なし | なし |
| スピーカー | デュアル | デュアル |
| バッテリー | ||
| バッテリー容量 | 5500mAh | 6500mAh |
| 充電速度 | 67W充電 | 90W充電 |
| ポート | USB TypeC | USB TypeC |
| 価格 | 64,800円/69,980円 | 54,980円/64,980円 |



付属品
Xiaomi 15T
ACアダプタ・USB Type-Cケーブル・SIM取り出し用ピン・ソフトケース・画面保護シート・クイックスタートガイド
POCO F7
ACアダプタ・USB Type-Cケーブル・SIM取り出し用ピン・ソフトケース・画面保護シート・クイックスタートガイド
本体
SoC
AnTuTuベンチマーク Ver.10でXiaomi 15TのDimensity 8400-Ultraは約160万点であり、POCO F7のSnapdragon 8s Gen4は約200万点です。
どちらも高性能なSoCを搭載しており、動画やSNSのような日常使いで困ることはありません。
SoCの性能が必要になる3Dゲームでも、標準画質〜高画質のフレームレート30〜45FPSで問題なく動作します。
しかし、最高画質の60FPSになるとPOCO F7のほうがXiaomi 15Tより安定したフレームレートで動作する可能性が高く、ゲーム性能はPOCO F7が優位です。
本体サイズ・重量
POCO F7の方が少しだけ縦に長く厚みがあります。
Xiaomi 15Tの本体重量が20グラム軽く、本体サイズに対しても軽い本体です。
一方のPOCO F7は、本体サイズに対しても重く、重めの本体と言えるでしょう。
SoCの性能が高いPOCO F7は、本体重量が重いです。
ディスプレイ
6.83インチの大画面で、リフレッシュレートとタッチサンプリングレートは申し分ない性能です。
記憶領域
十分なメモリー容量に、256GB/512GBの選べるストレージ容量です。
カメラ
メインカメラ
搭載しているイメージセンサーに違いがあり、Xiaomi 15Tは1/1.55インチのLight Fusion 800で、POCO F7は1/1.95インチのSony IMX882です。
Xiaomi 15Tのイメージセンサーが大きく、暗所での撮影にも強くなっています。
Leicaと共同開発したカメラシステムを搭載しているXiaomi 15Tは、Leicaの色味プリセットやプロモードなど、スナップ表現重視の撮影体験が特徴であり、カメラとしての性能は高いです。
望遠カメラ
光学2倍の望遠カメラを搭載ているXiaomi 15Tに対して、POCO F7に望遠カメラはありません。
Xiaomi 15Tの望遠カメラは46mm相当であり、一眼レフの標準レンズと同じ焦点距離です。
カメラ全体の性能が高いXiaomi 15Tは、カメラ性能を重視する人に向いています。
ネットワーク
WIFI
最新規格の11be(WIFI 7)に対応しているXiaomi 15Tは、対応ルーターに接続すると高速通信ができます。
一方のPOCO F7は11ax(WIFI 6)までしか対応しておらず11beには劣りますが、実用性の高い速度であり、通信速度が遅くて困ることはありません。
国内4キャリアで困ることはなく、WIFIも速度を追求しない限り、考える必要はありません。
機能
完全防水・防塵に対応しており、2基のスピーカー搭載で完全ステレオにも対応しています
バッテリー
バッテリー容量
POCO F7のバッテリーは1000mAh多くあり、Xiaomi 15Tよりバッテリー持ちが良くなっています。
充電速度
約40分で1〜100%の充電ができるPOCO F7に対して、50分でフル充電できるXiaomi 15Tです。
10分の違いですが、POCO F7の方がバッテリー容量が多く、Xiaomi 15Tと同じバッテリー容量では、約35分でフル充電できます。
POCO F7の方がバッテリー容量が多く、充電速度も速く優れています。
総括
カメラ性能はXiaomi 15Tが良く、SoCやバッテリー関係の性能はPOCO F7が優れています。
POCO F7はマルチに使える機種であり、Xiaomi 15TはSoCの性能が劣っている点が残念です。
Xiaomi 15TのSoCがPOCO F7に劣っていると言っても、ともに性能の高い機種になっており、カメラ重視のXiaomi 15Tか、マルチに使用できるPOCO F7かで機種を選ぶと良いでしょう。
筆者のお勧め
Xiaomi 15Tのカメラ性能は万人が求めるものではないため、用途が広いPOCO F7をおすすめします。



